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あおいとりプロジェクト

社会と自分の心地よいバランス

次のウラナイトナカイは1月21日日月曜日です。
11:00~21:00 みかみまき 通常鑑定
※詳しいメニューはこちらをどうぞ⇒
※11時~12時半、17時半~18時半までご予約いただいております。
※1月おでかけひろば@あみーごはお休みします。(2月は20日になりました)
※2月4日はお休みします。

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※2月4日(月)みかみはウラナイトナカイ、お休みです。
11:00~16:30かわさきゆきこさん、17:00~21:00をFortune聖さんが座ってくださることになりました。
この機会をお見逃しなくー。

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※1月14日のウラナイトナカイお店日記を転載しています
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西洋占星術を使っての鑑定や講座を通して思うのは「適職」というものに出会う難しさですね。適職占星術というものは結構片っ端から勉強しているつもりです。ノエルティル先生の方式も1年くらい通って勉強したように思います。去年の夏、ブライアンを追いかけてオックスフォードに行ったのもこの[Vocation]がテーマだったから。適職って一体何なのでしょう。

戦争が起こる前、つまり明治ぐらいまでは人々は家に所属し、その家は土地に所属し、土地には殿様がいて(コートカードのキングみたいな)そのうえに将軍がいたわけです(大アルカナのエンペラーみたいな)。だから、選ぶ自由の幅が狭かったわけです。職業を選択するのに不満はあっても迷うという悩みはないわけです。適しているかどうかというより、やるしかなかった。なので、天命みたいなものが存在したのではないでしょうか。

そんな決められたヒエラルキーや社会概念、常識ものから抜け出してもたどり着く運命に裏打ちされたというような【役割】。そりゃ、神の御導きでもない限りたどり着けないというものです。天の命令です。実はVocationというのもそういう意味があります。VocationはVocalの関連語、ちなみに神の声を聴いたみたいな意味なのです。神からそう命令が来た。だから、人の世の中の理に逆らっても進まなくてはならない。基本的にそういう意気込みがあるような言葉の意味がありますね。そういう流れが目の前に流れてくる人にのみ与えられる役割。つまり自発的ではないものなんですよね。何かにドーンと指名されるみたいな。現代皆が平等で同じ立場、偉いという人が存在しなくなっている。天皇陛下ですら、象徴であり精神的な存在。君臨すれど統治せず。

現代はまず家に所属しなくても生きていける、そして職業というものは自分の努力次第である程度勝ち取れるもの。現代において【天命】とは小さい頃からその才能を見出され、一心不乱にめざしてそれに人生や時間をささげて成し遂げていくもの。でもそういう特殊な状況は今も昔もめったに起きないし、全員に訪れるモノでもないわけで。

じゃあ、何を目指していいかわからない人はどうしたらいいの?という悩みがでますよね。しかも小さいころにそんなものには出会わず、今も何にもピンとこない。占星術でそういう問いに的確にこたえられるようなロジックはまだであっていませんが(昔と状況や社会体制がだいぶ違うので)、ふんわりとであると占星術の社会的地位を表すMCというポイント(プラシーダスのハウスシステムで考えています)に着目することと、太陽の意思(太陽の舎弟は水星と金星)を発揮することにより積み上げてきた経験、今いる環境に転がっているチャンスのコンビネーションということでしょうか。

さらに単純にMCというポイントだけを考えずに、MCは9ハウスと10ハウスの押し合いの複合物とみることを講座とかで申し上げています。自分が高めてきた何か(9ハウス)と、社会があなたに求め、期待すること(10ハウス)。そして9ハウスとは家系から何を受けてきたか(8ハウスの血縁関係からの悲願や援助)も含められると思います。さらに言えばその流れはアセンダントから10ハウスへディセンダントから9ハウスへともいえます。

そして、天体がある場所というのは自分の意識が向きやすいところ。そういうすべてを総合して職業というのはおのずから形成してくと思います。それが適職、社会と自分の心地よいバランスなのではないでしょうか?自分が生きるために必要だと感じる量のお金を稼ぐために社会参画するそれが仕事でもいいはず。そういうミニマムな関わりでも存在が可能である社会になりつつありますね。


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みかみ まき

西洋占星術師&アクセサリーデザイナー、水晶占い師占星術・タロットをまついなつき氏に師事、占星術と水晶透視を松村潔氏に師事しております。詳しいプロフィール

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