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あおいとりプロジェクト

美術館をはしご:イスラム幾何学芸術展&世界のブックデザイン

★毎週月曜日は阿佐ヶ谷のウラナイトナカイにおります。

・次回は1月15日(月)となります。
11:00~21:00 みかみまき 通常鑑定
※11時~13時、18時20分~19時はご予約いただいています。
 
☆『水晶からあなたへのメッセージ郵送します。』
質問などを具体的にうかがわず遠隔で見て郵送する鑑定です。対面鑑定に来られない方などもどうぞ。
ネットショップに新作アクセサリー5点アップしました。
2月12日占いとアクセサリー開催予定、同時開催で山梨水晶加工の職人部会の商品(水晶玉とか)並びますよ。
 
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年末年始、なんかいろいろとバタバタしすぎて、自分の時間は全く取れず、やっと出かけて気分転換してきました。
【Islamic Geometric ART Exhibition】@中原公民館
1月5日から10日までのすごく短い間でしたが、なかなか良かったです。これは、モスクのタイル好きな私にはなかなか楽しめる展示でした。

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「円と線」は、イスラーム幾何学芸術の初めての展示会に皆様を招待いたします。展示会では、イスラームの伝統的なデザインである幾何学模様を、糸と紙を使って描いた絵画をお楽しみいただけます。それらの幾何学模様は、イスラーム諸国の城塞や宮殿やモスクなどの歴史的建築の石材、木材、金属材に彫刻されているもので、イスラーム諸国の現代建築の装飾にも使われています。さぁ、私たちと一緒に、芸術的な美しさと工学的な緻密さの融合する流麗な異次元の世界へ旅に出かけませんか?

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フェイスブックでは割と立派だったので、え?こんな小さいのってスペースに展示されていました。

よくみたらケント紙見た中身に刺繍糸で模様が表現されています。とても繊細。この展示されているパネル、ミンネで売っていました、笑。公民館だと商売にできないからこっそり表示されていましたけど。
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ぱっとみ、12枠に区切られていると、むむ!!と気が付く職業病・・・
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わたしは個人的にいろとか形とかでこれが好き
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直線で全部描かれているのに、丸い柔らかさが出てくるから不思議ですよね。線は点の集まりにすぎないわけだから。あと視覚の錯覚で自分の知識の中の情報により近いものと関連付けさせる機能も原因かな。
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こんな順番で描かれているようです。わたしにもかけそう。

折り紙を活用したこんな模様も。タイル画を模倣したのか見たいな素敵さ。
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これはなるほどなアイディアだなと思いました。

あと感銘したのは、イスラムの人たちの本質は平和主義なのだという訴えですね。本当は様々なテロ行為は宗教に属するものではなくて、差別と貧困により追い詰められた人たちの精神なのだと思う。自分たちの地域で生まれ育っていない人を(海外から来た方々はもちろんよその土地も嫌がる傾向ある)まあ仲間じゃないと拒絶しちゃう反応ってどこでもありますよね。知らないがゆえにしてしまうのは日本にも多々起こっていますが・・・こんな素晴らしい幾何学模様を愛でる国を敵国判定するのはなんか違うよなーと思いながら拝見しました。

そして占星術師的に歴史を振り返ると、今の欧州に追い出された占星術はしばらくの間アラビアに庇護されていたとも言えます。もともとメソポタミアのカルディア人が作ったものですから、イスラム教国のど真ん中で生まれたものですよねー。そう思うと、幾何学模様に親しみがわきます。ハウスの概念やアスペクトはもともとこれだと思いますし。
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これは大英博物館かV&A美術館でみたイスラム系のキャンドルスタンド。もしくは日時計だったかも。12角形だったのでうれしくて。
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このアストラーベもイスラム美術の場所にたくさんあるもの。このアストラーベはイスラム系の人が発展させたと思います。お祈りの時間を知るために。

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そんなこんな結構すぐ見終わってしまったのでおいしい麻婆豆腐を食べてから移動。

これはまだやっているんですが、凸版の本社にある印刷博物館で行っている【世界のブックデザイン2016-17 feat.21世紀チェコのブックデザイン 】

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これは本という存在の物質的な部分が好きな人は楽しいと思います。紙の手触り、色の発色、どんな紙を使っているかを世界から選りすぐりを集めています。飯田橋か、後楽園から歩いて15分くらいのところにあります。この会社に通うのは結構大変ですね、笑。入場料無料なのでお近くにお立ち寄りの際はぜひ。ここは喫茶店が居心地いいです。広くてゆっくりできます。
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わたしは特にこれが好きでした
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チベットの経典をデータとして取り込んで印刷したもの。形まで気を使っています。これはインテリアとしても最強。かっこいいっす。
横の模様もきちんと再現していて感動モノでした。まあ中身はさっぱり何書いてあるかわかりませんけど。

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この博物館で気が付いたことは私にとって本は資料であり、知識の源であること。確かに電子版は読みづらいので紙に印刷して読んだりします。でも、どんなに美しい紙でその内容を飾っても、読めないとまるで興味が出ないということに気が付きました。英語はなんとなく読めるのできょみも出るのですが、東欧とかドイツはアルファベットでありながら意味につなげられず、韓国語、タイ語、アラビア語などは太刀打ちできない感じです。絵があれば、そこを頼りにして想像できるので芸術というユニバーサルコンタクトがあると共感が生まれるかもなーとは思いました。文字って文化ですからその文字を読めるということが民族としては許容できる最低限なのかもなあとちょっと思ったり。

そういう意味で日本はとても不利だなと思いました。外国の人からすると共感どころか理解するきっかけを持ちえない文字。アルファベット系のラテン語の派生の言語だったらまだ繋がれそうですが、ひらがなとかもう独自過ぎて難しいと思うのです。親しみというのは、存在を認識してもらえるきっかけでもありますからね。


半分手前味噌(?)ですが、青い鳥のタロットは外国の方に評価が高く、よく川口さんが外国に飛び立ったタロットのことをツィートしていますが、これは本当にすごいことだと思います。
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まずインターネットである程度ググったり、情報のシェアの連鎖で誰かに届いたりすることで世界中偶然が起こりやすくなっています。そして、デザインという共感のトリガーになるものの魅力が引き起こす可能性。そこの仕事の良しあしで心をつかむかどうかってあると思うんです。改めて川口さんのデザインがどれだけ優れているかをこの展示で再認識しました。他国の人にコンタクトしてまで欲しいと思わせる魅力ってそうそう表現できるものでもないと思うのです。

青い鳥のタロットおかげさまで去年の11月後半で5周年を迎えました。版を重ねるごとに少しずつ改良されています。ぜひ一度お手にとってご覧くださいね!ウラナイトナカイでも販売しておりますよ。

さらに、
※『トーキングアバウト青い鳥のタロット』は不定期更新中です。
手前味噌でなんですがかなりおもしろい内容となっています。ぜひご一読くださいませ!


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みかみまきプロフィール写真
みかみ まき

西洋占星術師&アクセサリーデザイナー、水晶占い師占星術・タロットをまついなつき氏に師事、占星術と水晶透視を松村潔氏に師事しております。詳しいプロフィール

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