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あおいとりプロジェクト

己の金星を満たす旅

11月26日≪五感をぬくめる占いフェスティバル in 南阿佐ヶ谷≫
12月24日【占いとアクセサリー】
◎そのほかの予定は「みかみまき鑑定スケジュール」をご覧ください

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先月は、お休みをいただいて(勝手に設定しただけですけど)京都に1人旅に行ってきました。詳細はNoteのほうに記しています。

なんとなく、生きておるよー!という気持ちで、毎回綴っているこの「やまねこクロニクル」blog。

今回も明日のスケジュール更新したし、ついでに最近旅行中に考えていたことを書いておきたいと思います。

 

台湾に行ってきたばかりで、また行くのか?と家の人たちに呆れられ、しかし、元気なうちにいろいろ行きたいという気持ちにめっちゃなって、うおーっと出かけてきました。

 

まあ京都ですけど。予算の都合でヨーロッパはなかなか・・・(京都は地味に好き)

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目的は蚤の市!

最近彫金を趣味にしているので、よりかわいいデザインにするために研究もかねて買うものがなくても(買えるものがなくても)、ふらふらとみています。データ収集ですね。美しい形、調和というものの定義をたくさん見ることによって、自分の中の美がより繊細に輪郭を成す気がするのです。

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余談ですが、この間東福寺展に行って 『書』は本当に興味出ないなと痛感し、展示の3階と2階をすっとばしました(ごめんなさい)。で、気がついたのです。理解できない文字はデータとしては不適格と脳が処理し、そして書に美を見出すだけの知識が足りないから興味が出ないという結果になるのだと。絵だけ見て楽しむのはそういうことなんだなとw (ちなみにこの展示、仏像は躍動感が素晴らしかったので全体的に満足しています。長年、拝まれているからパワーがすごい!主観です)

 

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(閑話休題)

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このところ、蚤の市にやたら執着して楽しんでいるので、好き嫌いを見極め続けるのが楽しいのがてんびん座のお買い物好き理由なのかなーとふと気がつきました。(天秤太陽、冥王星、水星、天王星)

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そこに60度の射手海王星旅行とか冒険みとかが加わります。天秤サインの支配星は金星。インディケーターとして「金星」がブイブイとアクティベートしている感じです。私の金星はさそり、このさそ金は天秤冥王星と牡牛火星のふたつのネイタルにある惑星と互換性(MR)があります。ヘタすると暴走案件。

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金星とは何ぞや都はよく考えますが、私の結論としては「美」だと思います。英語で金星はヴィーナスといいます。愛と美の女神アフロディーテ。

わたしの中の「美」の定義的に好きな考え方のひとつに、プラトンの『イデア論』があります。

ざっくりと説明すると「人間が美しいと感じるものは神の作ったイデア(完璧さ)が宿っている」という考え方。

 

”私たちは美しさに向き合い、神の作ったイデアたちを模写する、本物を模写できたとき、それには神々しさが宿る”って感じだったと思います。

 

地上にある美は神々の作った完璧な美(自然とかね)で、人間はその神の美を近づこうと(コピーしようと)躍起になる、それが芸術だと、そんな感じだったと思います。美は神々しさを求められますしね。

 

(アートという言葉は人が作ったものという意味です、美ではない。アーティフィシャルは人工物という意味だし)

 

イデア論で引き合いに出される自然の美のいくつかが、「数式」と「音楽」ですね。音楽も数字(音階は7つ、当時の惑星と同じ数)なので、占星術も数式です。美しい調和ってやつ。ちなみに、ビーナス金星とアレース火星の娘がハルモルニアです。金星と火星がうまくいったときに、調和するって感じでしょうかね。

 

個性とは「何に『美』を見出すか?」ってこともあると思うのですよね。

これちょっと占星術にも当てはまると思っていて、チャートの中の惑星が自分の中の神の描くイデアだとしたらそれに近しい行動を自分なりに表現するのが人生と思いながら鑑定しています。惑星はすべて神々の名前がついていますしね。

 

鑑定をたくさんして培った感覚で金星をみると、

【金星は美しいもの良いものをたくさん見て、自分の好き嫌いを見極めるためのインディケーター】

というものだと思うのです。インディケーターは占星術用語ですが、簡単に言うと「指標となるもの」でしょうか。私の感覚だと、水先案内人ですかね。親戚の言葉はインデックスですね。

 

これ、ありきたりなのですが、意外にできてない人多いです。

 

お母さん(というか、育ててくれる人ですね。その人が形成する環境から抽出された”慣れ”の部分=月)の与える環境から出ない(物理的に閉じ込められてないので出られないのではなく、精神的な何かの安全装置が働いて出ない選択をしている)ことになりますね。

勉強をし続けて水星期が終わらない人とかね。

大学受験するまで水星期、余計なこと考えずに鍛錬鍛錬!の水星一本の人は水星がピカピカに磨かれていると思いますが、何か選ぶときに違いを感じづらくて迷いやすいと思います、「わたしってなんだろう」って。

 

何かを選ぶベースになるものが「快不快の感覚(牡牛)」と「美醜を見分ける基準(天秤)」=金星だと思うので。

 

自分の感性と向き合っていくことが金星期では肝心。

他人と違うことで居場所から追い出されることにおびえながら、独立していく過程ですかね。居場所なんて概念でしかないというのはなかなか気がつけないもの。あと、今の心地よさに惰性的になる牡牛月状態になるとかね!(月牡牛は快不快を無意識で避けるという感じ、金星は快不快を意識していく感じ)

 

美の感性は人それぞれなので、センスいい悪いとかはないもの、もともと主観なのです。あと感性なので外面は最初はよくて、内側だけ変革を起こしていけばいいと思うのですけどね。火のサインとかは、極端な反発で盗んだバイクで走りだしたりしちゃいそうです。

 

ここで自分の感性を通さず、頭でこれがいいものと記憶してしまうと、自分らしくないと不協和音を出す。後、これは私の感性だと確信がない。

いい悪いをきっちり自分を通して、ああいいなあと思う経験が大事だからこそ、学校の授業で美術と音楽ってなくならないのだと思いますね。はっきり言って生きるのに要らないですし。

 

自分が見て感じて美しいと思っている感性と

他人(学校)がこれこそが美の定義だと言うものを知識として取り込んでいる

の、違い。

 

前者がこれが自分らしさの確信を持ち育てるために必要な作業で、

後者が他人に感性に依存していることを認識し、己の感性と棲み分けるヒントだと思いますね。

 

ある程度社会性をもって協調するのも大事ですし、その辺の調和も金星の重要な役割。

他人はこういうものを美しいんだという知識を、自分の中に無理やり取り込まなくてもいいのですが、そうしないと仲間外れになるという恐怖もあると思います。

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占星術的な考え方の人の成長は

 

月(0~7歳:自分の環境で繰り返されてるものを吸収し場になじむ)

 

↓ 繰り返しの中で身についたことを己でできるようになる(言語や生活に必要な作業、「自分でできるもん」反抗期)

 

水星(5~15歳:自分でできる知識と作業を増やす)

 

↓ 雑多的に取り込んだ知識の中で賛同できるもの・賛同できないものが世界にあることを感じていく

 

金星(15~25歳:自分の快不快を感じ体得し、他人と自分の違いを理解する)

 

↓ 自分らしい美意識を形成、心まで支配されそうになると反発する(反抗期)

 

太陽(25歳~35歳:自分がどうありたいかを見出し、実行する)

 

↓ 目的に近づくために行動する、実行し、対外的に表現する、人にそうであると認識させる。

 

火星(35歳~45歳:目的のために力を集中する、極振りする、推す)

 

この時期は最後のやり直しのための底力でもあるのではと思います。頑張れる、がむしゃらになれる時期かな。

(以下略)

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居場所は月で水の蟹のサインがドミサイル。ドミサイルって支配星というだけあって、それが優勢なのだと思います。小さいころの学び舎で、居場所があるないにこだわってしまうのは仕方ない。調和のために擬態するのは生存方法としていいのですが、本当は違うというのを一人の時に保つのがポイントだと思うのですよねえ。

 

月が強い人は場を支配します。そして自分の慣れ親しんだものに居心地の良さを感じ、そこに共鳴できないものを排除します。たぶんこれがいじめ。なじんでいる度合いによって仲の良さと安心感が形成されるのだと思います。場の形成、民族の団結、国としての中身には確実に必要なものです。マンデーン占星術では民衆を月にあてはめています。

 

水星はとりあえずチャレンジしてみて、成功と失敗を経験していくこと。ど派手に失敗してもそれが経験値となるのでよい時期。何でもやらせてあげ(死なない程度)に自由にしてもらえる人、自由にしちゃう人が勝者です。知識と経験こそがすべての水星期。

 

金星期は他人と自分の違いに気がつくサインだと思います。魂の入れ物である体は他人と別れて存在している。そんなイメージだと思いますね。体には感性があり、繰り返しの中でのなじみも含まれます、あと生まれつき。金星がドミサイルであるサインはおうし座とてんびん座ですね。

他人と私は別の体を持っていて私の快不快は私の五感(生まれつき)である、おうしサイン。与えられた環境の中からなじむものを見つけていくのがベース、知っているものから良いものを記憶する。

あと自分を強く感じられるのは「わたしとあなた」の関係から、天秤サインです。

 

この、牡牛の自分の快不快、天秤の他人と私の違いをたっぷり経験していくと、「わたし」がわからなくなると思います。金星期(15歳から25歳)いいなあといやだなあの経験が足りないのかも。中二病14歳が、他人とは違う定めにあこがれるのもわかる気がします。特別な自分は特別な運命があり、何かが封印された手がうずいてほしいのです。

 

多くの人が美しいと言っているものはイデアの欠片が宿っている美に出合えるチャンスかもしれませんが、それを美しいと思えなくてもそれはそれでいいのです。それが、私の在り方のなのですから。自分が感じられる美がほかにあるのだと思いますし。

 

鑑定の現場で、やりたいことがわからないとなっている人に、高校や大学の選び方を聞くのはこのせいですね。金星期にやり残したことを大人になってから取り戻すっていうのもありだと思います。

 

人に流されず自分がいいと思うことを数える。不快だなと思っているものをなぜ不快だと思っているか考える。そういうパターンが自分の感性を形成し、その先に太陽がもつ「こうありたい自分」の形が出てくるんだと思うのですよね。

 

美というのは万物に宿っているもので、美術品とはそれを切り取ろうとした他人の努力の結晶だと思うのです。美術品に美が宿っているとは限らないし、自分が見たい美ではないかもしれないので。

 

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わたしは金星は骨董が好きですが、すべての骨董が好きなわけではありません。惑星の組み合わせで、古くて価値があると生き残ってきたもの(さそり)に美しさ(金星)を見出し、手に入れる(牡牛)。11ハウス牡牛火星は他人が作った美しきものともいえるかもしれません。サソリ金星は5ハウスにあり、牡牛火星とオポジションです。だから、自分でも古代のものに美しさを見出し、クリエイティブに活かします。

それが部屋のインテリアの工夫であり、アクセサリー作りの原動力なのだと思います。

 

自分の感性に合うものだけが欲しいので、古くて価値がよければというものでもないので、一つ一つ、使いやすさ、生活へのなじみやすさ、お財布との相談と考えています、この辺がアセンダントサインの蟹とかに土星、支配星の乙女月。

蚤の市は不要だからと手を離したものが商品となって並んでいるもの、だから、普通に買うより安いものが好ましいというところが乙女月っぽい箇所かな。

 

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みかみまきプロフィール写真
みかみ まき

西洋占星術師&アクセサリーデザイナー、水晶占い師占星術・タロットをまついなつき氏に師事、占星術と水晶透視を松村潔氏に師事しております。詳しいプロフィール

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