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あおいとりプロジェクト

「天文の世界史」を読む

2017年12月18日|Book, やまねこクロニクル

★毎週月曜日は阿佐ヶ谷のウラナイトナカイにおります。
次回は12月18日(月)
11:00~21:00 みかみまき 通常鑑定

※次回、12月25日10:00~13:00 水晶リーディング練習会
、モニターになってくださる人募集中です!!

☆『水晶からあなたへのメッセージ郵送します。』
モニターを終了し、本格的に始動しております。対面鑑定に来られない方などもどうぞ。
ネットショップに新作アクセサリー5点アップしました。

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本屋さんで見つけて、村山斉さんが帯にコメント書いていたのを見て、おお!と思って買いました。パラパラ―っと読んでみて軽くて読みやすそうなイメージがあって専門書づかれした寝る前とかの読書にいいかなと。なかなか軽くていいです。知っていることも結構ありましたがしらないこともけっこうあったりして楽しいです。

例えば、暦。「日読み(かよみ)」が「こよみ」になったのではないか?とか。そして二日(ふつか)、三日(みっか)、四日(よっか)・・・十日(とおか)ぜんぶ、日を「か」と呼んでいますよね。なるほどーと思いました。

それと、メソポタミア文明や古代中国文明の古い太陰太陽暦も西に新しい新月が昇ると、月の始まりで誰かが宣言していたとか。月の周期が1か月となっています。よく考えてい見ると、一日=ついたち⇒つきたち(月立ち)からきていると聞いたことがあります。この言葉を変換すると「朔」となりますし、朔月=新月になりますよね。

曜日も宿曜系(空海が中国から持ち帰った占星術系の命術)の言葉から日本の曜日という言葉が出ていたりと(そもそもはプラネタリーアワーからというのは知っていましたが)日本における西洋の影響とかの話なども結構面白いですね。

あとは暦のシステムについてなどはとても勉強に。
太陽の周期というのは厳密にいうと365.2422・・・・日なので、型にはめてしまうとどうしても誤差が出てしまうと古代の人はかなり試行錯誤していたとか。エジプトはかなり早い段階(なんと4000年前くらい)で365日制度を取り入れ、カエサルがエジプトに行ったときにその優れた暦を取り入れてそれをユリウス暦にしたとか(それまではだれがいつ閏月を入れるかかなりの争いになっていたとか、今も昔も名を上げたいという欲はくだらないですね)それから1582年にグレゴリオ暦に変わっています。これだと3000年に1日季節とずれる程度で済むとか。もうどういう計算法だかはりかいできないですけど、確かに統一して便利さを取ってしまうと秋分や春分からずれてしまい季節からずれすぎてしまうのはよくないというのは、なかなかいい考え方だなと思ったり。

その他惑星のトリビアなどもとても面白いので占星術に興味ある方はぜひ。きっと楽しめますよ。歴史的にもっとマニアックな本読みたいとなるとこれちょっと物足りないかもですけど、トリビア満載で私は面白かったです。すぐ読み終わっちゃったけど。

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日本の歴についてならこの本がぴか一ですよねー

日本の歴が作られる過程を描いた本。國學院大學にて神社検定を受けた際、かの神社のそばを通ったので、ウキウキしました。昔は中国の歴を輸入していて、602年に百済の観勒という方が渡来するまでカレンダーを計算するノウハウすらなかったようです。菅原道真が剣闘士を894年廃止して以来、823年にわたってアップデートが放置されていたようです。おそろしい!!不便がなかったのでしょうか?笑。江戸時代の渋川春海がでてくるまで見直されなかったとか驚きですよね(その辺は本でたくさん出てきますね)。西洋からの天文の本はキリスト教関係者が持ち込んだものとして禁書だったとか、今の時代から考えると本当に想像を絶します。

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”ストーンヘンジ、ピラミッド、モアイ像…。これらはなぜ、このような構造・形状なのか。古代文明の謎を、天文学の最新技術で解き明かす。太陽、星、歳差運動などをテーマにした演習問題も収録。”

〈ジューリオ・マリ〉
1964年生まれ。イタリアの宇宙物理学・天文考古学者。ミラノ大学で数学物理学の博士号を取得。ミラノ工科大学数学物理学教授。

これを図書館の新書コーナーで見つけたので次読みたいと思います。なんかすごそー。


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みかみ まき

西洋占星術師&アクセサリーデザイナー、水晶占い師占星術・タロットをまついなつき氏に師事、占星術と水晶透視を松村潔氏に師事しております。詳しいプロフィール

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